元職人が知る、エコクロス(環境クロス)のメリット 岐阜県瑞穂市の家
きららホームの井上隆元です。
アレルギー持ちの元クロス職人で、今は工務店の社長の立場にある私が、
連載でクロスの本当の姿を書いています。
前々回は、ビニールクロスのメリット、
前回はビニールクロスのデメリットでした。
世の中で言われていることと、
チョット違う内容です。
今回は、エコクロス(環境クロス)のメリットについてです。
エコクロスには、
けいそう土、
通気性、
吸放湿、
和紙、
紙 + 水性インク、
布(ドレープ)などの種類があります。
これらには共通している特徴がありまして、
水蒸気を通す性質があります。
(オレフィン樹脂やマイナスイオン発生などのクロスは除いてます)
水蒸気を通すことのどこがいいの?
と疑問を持たれた方、
ビニールクロスのデメリット 独断と偏見
https://www.kirarahome.com/information/news/10448/
を読んでいただけると、理解しやすいかと思います。
水に溶ける揮発性化学物質を取り込んだ水分は、
水蒸気の形で室内の空気中を漂うのですが、
エコクロスは下地板の石こうボードへ
水蒸気を通してくれるのです。
石こうボードも水蒸気を通しますので、
結果的に外部の方へ、有害物質が出ていく流れが出来上がります。
これが、私の職人経験から知り得た、
エコクロスの1番のメリットです。
2番目の素材そのものについては、
どれも優れた素材なのですが、
強いて言えば和紙、というところでしょうか。
3番目は、これはお客様には直接関係ないと思いますが、
住まう人の健康に配慮している、とアピールしやすいんです。
実際その通りですしね。
と、ここまでエコクロスのメリットでしたが、
デメリットも、もちろんあります。
それこそがエコクロスの普及を妨げている要因になっているんですが、
次回に書きたいと思います。
株式会社きららホーム
岐阜県瑞穂市十七条737-1
代表 井上隆元
元職人が知る、エコクロス(環境クロス)のメリット 岐阜県瑞穂市の家