盛土と地震の関係
きららホーム代表の井上隆元です。
盛土というのは、山などを削り、削った土を運んできて
土地を平らにしたり、地盤をかさ上げすることを言います。
あなたの住む地域にも、大規模に盛土して造成した土地があります。
↓ JRの東海道線。これも立派な盛土のひとつですが、今回は宅地に限ってお話ししますね。
実は瑞穂市内にも、盛土による大規模造成地 が存在するんですよ。
盛土は地震には強くないんです。
土を山盛りにしても崩れないのは、摩擦の力が働いているからで、
横に揺らすと、土自体の重さによって 崩れてしまいます。
これに水が加わると、さらに崩壊の可能性が高くなります。
2004年の新潟中越地震では、盛土が崩れて擁壁が壊れたり、
家が傾く被害が多く発生しました。
最近では熊本地震でも、同じような被害が多発しました。
盛土が崩れる被害に遭った場合、小規模な場合は原則自己負担による補修が必要になります。
国が一部費用を出してくれる特例もありますが、どちらにせよ大きな負担になりますね。
日本は外国と比べ、宅地に適した平らな土地が少ない国と言われています。
そこで、高度成長期に山を削り、土を盛って平らな土地を作りました。
こういう大規模な盛土による造成地は、全国に多数存在しています。
それでは、そういった造成地の情報はどうすれば手に入るのか。
国の主導により各自治体が情報公開を進めています。
現在は全体の38%ほどにとどまっているようですが、
これからどんどん進んでいくでしょう。
地震や豪雨など、地盤に関わる自然災害が増えています。
あなたが暮らす地域で情報公開されていれば、
ぜひとも土地選びの参考にしてくださいね。
また、自宅の土地やまわりをチェックすることで防災意識を高め、
災害を防いだり被害を軽くするのに役立つことも期待できますね。
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