酸性雨は住まいにも影響を与えます
きららホーム代表の井上隆元です。
酸性雨ってPM2.5なんかの陰に隠れて最近あんまり聞きませんが、
住宅の銅板に穴を開ける事例が多発しています。
あちゃー、縦どい完全にやられてますね。こうなってはどうしようもないので交換です。
ハイ、これで穴は開くことはないので安心ですね。(予算の都合上樹脂製です)
酸性雨は今後大きな問題となるかもしれません。
というのも、東欧諸国の旧東ドイツ、ポーランド、旧チェコスロバキアなどでは
民主化前の時期に、自国の経済活動で大量の石炭を使い続けた結果、
広大な範囲の針葉樹林が枯れてしまいました。
現在では中国において酸性雨が多発、その影響は日本にまで及んでいます。
ではなぜ酸性雨が住まいに影響を及ぼすのか?
一番多く使われている外壁材は、セメントを主成分としたサイディング板です。
セメントは石灰が原材料なのでアルカリ性なんですが、
その中に酸性の水が入ってくると中和されてしまいます。
すると強度の低下、耐久性の著しい減少など、まことに宜しくない状況になっていきます。
だから外壁には塗装が必要となるんですが、
同じようにセメントを主な成分としているものに、
屋根材(コロニアル、カラーベストなど)、基礎コンクリートがあります。
また、金属、特に鉄や銅は酸を嫌いますね。
その他にも、土壌中のマグネシウムやカルシウムが溶けて流出してしまう、
逆にアルミニウムや重金属類が溶け出して悪影響が出るなど、
飲み水、農業にも影響が懸念されています。
国境を超えた問題でもありますので、私たちに出来ることは
少しでも環境問題に関心を持ちながら暮らしていくことではないでしょうか。
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酸性雨は住まいにも影響を与えます