なぜ捨てコンを打つの? 役割と効果 岐阜県瑞穂市
きららホームの井上隆元です。
捨てコン(捨てコンクリート)の役割と効果についてお話しします。
と、その前に
捨てコンを打たないと「手抜き工事だ!」
とか「強度が落ちる」と思われるかもしれませんが、
図面できちんと謳っていない限りは省略しても大丈夫なんですね、本当のところは。
捨てコンは強度面での効果を当てにするものじゃないからです。
それでもなぜ捨てコンを打つのかと言えば、きれいで正確な仕事がし易いから。
写真の赤い矢印のところに線が見えますよね。
これは家の基準線つまり、壁の中心=基礎の中心の線です。
捨てコンの上に直接書けば、正確な寸法の線を出せます。
そして高さを決めやすいこと。
鉄筋は鉄で出来ていますので、むき出しにしておくと錆びてしまいます。
コンクリートで覆えば、鉄とコンクリートがお互いの長所を生かし合いながら、
長い年月に渡って高い強度を保てるんです。
具体的に言うと、酸に弱い鉄筋をアルカリのコンクリートで包む。
圧縮には強いけど引っ張られると弱いコンクリートを、
引っ張りに強い鉄筋が補強する、てな具合で。
鉄筋をどれだけ覆えばいいのかは、「かぶり厚」と言って決められています。
土の中の基礎なら6cm以上必要ですが、
捨てコンの上に7cmのコンクリート片を置けば、簡単に高さを出せます。
そして水平、垂直、平行を出し易いのもメリットです。
まだ組み立て途中ですが、それでもきちんと揃っているでしょ?
鉄筋を組み終えたら基礎の形を作る枠(型枠)を並べますが、
この時もきれいに並べられるんですよ。
スピードも慣れた職人の手にかかれば、
「もう出来たの?」ってくらいに早いです♪
このように、捨てコンを打つのは
きれいで早く正確な仕事が出来るからなんですね。
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