家の土台に使う木材、シロアリと腐朽菌に強いもの 岐阜県瑞穂市
きららホームの井上隆元です。
昔から日本の家では、家を支える一番下の木材である土台には、
ヒノキ・ヒバ・クリなど、シロアリと腐朽菌に強いものが選ばれてきました。
日本は世界的に高温多湿で、
特に夏に湿度が上がって冬は乾燥するという気候が特徴です。
適材適所で木を用いるのは『木遣い』
一説によると「気遣い」の語源だそうで、
千数百年の木造建築の歴史の中で、
シロアリと腐朽菌対策に試行錯誤を積み重ねて培われた技術のひとつです。
ヨーロッパなどの一般的な夏は乾燥・冬に多湿、
つまり反対で、
それだけ日本って家の耐久性にとっては不利な気候なんだそうです。
びっくりですね~
今回のT様邸の土台は、樹齢1000年のカナダ産ヒバ材を使います。
1000年の間育ち続けているという事実自体、
虫や腐朽菌を寄せ付けない強い強さを持つ証明 でもあり、
またカナダ政府による計画的な伐採と植林により、
将来も安定した供給が可能なようになっているようです。
ここT様邸は4寸柱の家。
なので、土台も4寸角(12cm角)になっています。
どちらも12cmあります。
太さがあれば、それだけ丈夫な家になる! というのは普通に考えれば当然ですね。
さて、きららホームでは新築の他に
リフォームとリノベーションもさせて頂いてますが
土台が腐ってしまうというのは、リフォームの際にとても頭の痛い問題でして、
特にタイル張りのトイレやお風呂のリフォームの時に、かなりの確率で出くわします。
表面からでは分からないだけに、タチが悪いのです。
そんな事にならないよう新築の時から、木の材種の選択から気を遣うようにするのが、
地域の気候を知る私たち地域工務店の役割のひとつと考えています。
さてさて、2日間に渡ったT様邸の土台伏せと雨養生も終わりました。
1階だけでの床面積が35坪を超える大きさ。
次の工程は仮設足場、そしていよいよ上棟へと続きます。
株式会社きららホーム
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家の土台に使う木材、シロアリと腐朽菌に強いもの 岐阜県瑞穂市