匠がつくる 安心して昇り降りできる階段
きららホーム代表の井上隆元です。
新築工事中のT様邸で、赤松を使った階段をつくる作業に入りました。
T様邸の階段は登り降りしやすいように、全部で16段。
プレカット化が進み、自前で階段をつくれない大工さんが増えている中、
当社の棟梁は、ひとつづつ墨付けをしながら加工していきます。
階段の側板(ささら板とも言います)です。
断面が大事で、全部が木で出来ていることが分かるかと思います。
繊維を固めたMDFを使ったものもあってローコスト住宅に多く使われていますが、
あれは長持ちしないんですね。
きららホームでは耐久性と健康を考えて、階段も本物を使うのは譲れないんです。
切り屑でよく見えませんが、階段の踏み板の位置に線が引いてあります。
丸鋸で切り込みを入れた後は、ノミで掘っていきます。
他の材料と接する部分は、かんなで平らに削ります。
側板を柱に固定した後、踏み板を差し込んでいきます。
寸法を甘く作ってしまうと、あとでガタつきや音鳴りの原因になりますので、
ちょっときつい位が丁度いいんです (^O^)
順に差し込んでいって、だんだんと形になってきます。
今は向こう側が見えている状態。
これに蹴込板(けこみいた)を反対から打てば、階段は完成です。
木造住宅専門店 株式会社きららホーム
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匠がつくる 登りやすい階段