家族のコミュニケーション重視の間取り そして子どもの自立 岐阜
きららホームの井上隆元です。
少し前にリクシルが発表していた資料の中に
興味深い調査結果がありましたので紹介します。
それは、今
小学生の2人に1人は
リビングで勉強している
というもの。
意外に多いんですねー、驚きです。
リビングで勉強するメリットは何といっても
家族と同じ時間を長く過ごせること。
子どもは勉強、親は家事、兄弟姉妹は読み物と行動が違っていても、
親・子 ともに相手の様子が分かるので安心できるという回答が多いようです。
また、誰もいない個室とは違い
子どもにとっては決して静かでない環境で勉強するので、
かえって集中力を養える、周りに左右されなくなるなどの効果もあるそうです。
私が30代の頃までは建築業界の間でも
「自立心を養うために個室を与えるべき」 ヾ(。`Д´。)
という意見が主流だったのに、えらい違いですね。
まるで赤ちゃんを抱っこして育てるべきか、そうでないか
という厚生省(今は厚生労働省)見解の変わりようを見ているような感じがするのは
私だけでしょうか?
ところで欧米の家づくりは、個室はあくまでも就寝という目的を果たす部屋で、
普段はダイニング、リビングに集まって
家族とのコミュニケーションを深めるという考え方だそうです。
だからクリスマスなんかは家族行事と位置付けられているんですね。
そうした背景を知らず、日本では表面だけの「個室」を持ち込んだので、
2階南側など家中で日当たり、眺望、風通しが良いところを
子ども部屋として用意する結果となりました。
子ども部屋は広くて居心地がいい、
それが現代の「引きこもり」という
社会問題に繋がってしまったんじゃないか? ゛(`ヘ´#) !
との声がここ最近、次第に大きくなってきているんです。
間取りの変化と引きこもりが増える世代を時系列で追っていくと、
この推測もあながち無視できないのが分かります。
もちろん全ての家庭に当てはまるわけじゃないんですけど。
現在家づくり中の子育て世代に、リビング階段が流行しているのも
家族(特に子ども)の帰宅とお出かけ、
そして交友関係が分かりやすいという理由からですしね。
実は 家族の関係性を希薄にする間取りって、
カンタンに出来ちゃうものなんですよ。。。ここだけの話
個人それぞれに快適な自分の部屋を持ち、顔を合わせるスペースは極力なくす。
自由気ままに日中も居られるようにプライバシー重視を徹底。
そして干渉しあわない生活を続ければ、家族の連帯感は下がっていく一方ですから。
もちろん、どの会社もこんなコト実行しませんし
勧めもしないと思います。
でもこれを逆に考えるならば、
家族が一緒にいられて
楽しく過ごせる空間をメインにするといい
となりますね。
喜ぶ・楽しむ・我慢する・譲り合う・誰かの役に立つなどの社会性が
リビングで一緒に過ごす間に自然に育つので
親にとっても子どもの将来にとっても
大きなメリットになり得ますよね。
夫婦の会話が一日に30分以下という調査結果もあるように、
家族間のコミュニケーション時間を
積極的にとらないといけない時代になりつつあるようです。
このようなご時世、
何気ない会話、大切な話、
自然に家族が顔を合わせ、気軽にコミュニケーションできるような
間取りと空間にしておくと、
あなたと家族のための家づくりが、もっと素敵で
将来にわたっても有意義なものになっていく。
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