やってはいけない工事 ~電食 岐阜
きららホームの井上隆元です。
建築を含めてモノづくりでは、ご法度としての決め事があります。
今回はいつもと違って、
『やってはいけない工事』 のひとつについてです。
お風呂のリフォーム現場で、腕利きのイケメン水道職人が見つけたもの
それは給湯の配管に使われていた素材の組み合わせです ↓
画像のように、鉄管と銅管が直接つないで使ってありました。
コレ、電食(電蝕とも書きます)という現象を引き起こすので、
ご法度!
電食っていうのは簡単に言うと、
違う種類の金属を隣同士にくっつけて置くと、
片方の金属が腐食してしまう現象 です。
こういうつなぎ方をしちゃイケナイんですね。
イオンだとか電子の移動だとかいう話は置いといて
今回の銅と鉄の組み合わせだと、銅が腐食してしまいます。
ここのお家では、壁の中に埋まっている部分の銅管が腐食、
結果ちぎれてしまいました。
給湯管に限らず銅管なら銅管のみ、
どうしても鉄管とつながなくてはならない時は、
鉄と銅との間で電子の行き来するを絶縁する専用の部品が必要です。
工事中だったのが幸い、
もし真夜中や誰もいない日にちぎれてたら水は出っ放し。
知らないというのは怖いなぁ、と改めて思いますネ
そして、こういうのを熟練職人は見逃がしません。
すぐさま監督を通じてお施主様に話をして、
配管を現在主流の架橋ポリエチレン管に取り替える様、
早速段取りを取ってくれました。
常に最善の方法は何か?
を考えながら仕事を進めてくれ、
既存の不具合を直してくれる職人さんとスタッフの存在は
本当に頼もしいです \(^o^)/
ありがとうございます!
岐阜市でのお風呂リフォームの施工事例です
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やってはいけない工事 ~電蝕 岐阜