築85年を超える古民家・木の引き戸 リフォームで使えます 岐阜県大垣市
現在リフォーム工事が進行中のお宅より
築年数が85年を超えるそうで、本当に素晴らしい古民家です。
85年前といえば、なんと昭和7年!
私が幼い頃に大正生まれの祖母からよく聞かされた、
「なぁ~んも無かった時代で、茅葺きの家は当たり前やった」
「道なんか、どっこも舗装したらへん。雨降ると膝まで泥べったんこや」
「たまに車が走ってくると、近所の子供らが珍しがって追っかけたもんや」
今からは想像もできないほどに、当時の日本は貧しかったようです。
そんな時代の職人が腕によりをかけて作ったものが
現代の職人の手で使えるようになるんですから、
たいしたモンですね
格子の裏側は障子張りになっていて
これだけ細かい木の千本格子、もちろん現代でも再現可能ですが
金額がとんでもなく高くなっちゃいます
それは、作るのにめちゃくちゃ手間がかかるからなんです。
相当手間暇かけてますよ、この引き戸。
見た目は古くても、いいモノは本当にいい!
再利用を決断されたお施主様に拍手
パチパチパチ♪
ちなみに現代の千本格子の引き戸 ↓
現代の規格に合わせて高さが2.1mあって
強度を得るのと価格高騰を避けるために、格子が太くなってます。
和風住宅にピッタリですネ
木の引き戸といえば、こういうデザインの戸もありました。
これは85年前のものではなく、戦後に作られた建具で
よく見ると、丸いのがありますね。
さらに倍!(笑)
(゙ `O´)/ 大橋巨泉のマネか!
古すぎてワカランわ‼
曲木(まげき)と呼ばれる手法で木を曲げてデザインしています。
一見シンプルに見えますが、一本の木の棒から曲げて作ってあって
さらに同じ戸が他にもあって
地味ですがスゴイものです。
木って一本一本素性が違うので、曲げて同じ形になるとは限らないんです。
それを性質を見切って同じ形に仕立てて
何十年もその姿が変わらない…
古いものの中に隠れる価値、
見出し続けていけるよう、研鑽し続けます。
夢ハウスパートナー 株式会社きららホーム
岐阜県瑞穂市十七条737-1
85年を経た木の引き戸 リフォームで使えます 岐阜県大垣市