木か鉄か 両方の家に住んだ人の感想 岐阜県瑞穂市
きららホームの井上隆元です。
先日、瑞穂市内の住宅リフォーム中に
お隣に住む方60代の方と、木と鉄骨の家についての話になりました。
その方は子どもの頃は木の家に住んでいて、
30年と少し前に大手住宅会社で鉄骨系住宅を建ててもらい、
今に至るそうです。
今回はその会話の内容を、出来るだけそのまま書いてみますね。
「若い頃は大手の鉄骨がいいって思ってたんで
この家建てたんやけど、
この歳(60代)になると木の家の方がいいって思うわ」
「どうして鉄骨がいいと思われたんですか?」
「そりゃ宣伝をバンバンしとるし、
何となく良さそうなイメージあるやろ?
子どもん時は古い家やったんで、
もう木の家は嫌や、と思っとったんやわ」
「そうなんですね」
「でもな、両方の家に30年ずつ住んでみたんで分かるけど、
やっぱ木の家の方がええ。
出来ることなら、今からでも木の家に建て替えたいな」
「どうして、そう思われるんですか?」
「何て言うかな、落ち着くっていうか、
木の方が優しいって感じやな。
あんたらええ商売やっとるわ、人に喜ばれるで」
「でもメーカーさんの家なら
メンテナンスもしっかりしているじゃないですか」
「まあ、そりゃそうやがの。
ただその分、カネもかかるし
改造もなかなかうまくいかんし。
結構不自由なもんやで」
「そうなんですか。
改造はそのメーカーさんならやってくれるんですよね?」
「それがなぁ、寒いから暖かくしたいって営業にしゃべってみたんや。
そしてらリフォームじゃ限界があるって言ってきてな。
結局今の新しい家のようにしたかったら、
建て替えなあかんらしいわ。
木の家はリフォームで済むんやろ?」
「ええ、骨組みさえしっかりしていれば
リフォームでいけるケースは多いですね。
実際、新しい新築と同じ仕様にできた家もありますし」
「そうやろ、ワシも知り合いから聞くんや。
ええなぁと思うけど、今更建て替えなんか出来んし。
木の家にしとけば良かったなぁって、つくづく思うわ。
息子にもおんなじこと言うとるけど、
若い時は大きいとこの方がよく見えるしなぁ」
これ、私の作り話なんかじゃなく、
本当の話で、しみじみと語って下さいました。
私は職人時代に、木・鉄骨・コンクリートと
いろんな種類の住まいに関わってきましたが、
仕事していて木の家が
一番疲れなかったですね。
リフォーム中のお宅の隣家の方から
期せずして同じ感想を戴けたので
紹介させていただきました。
株式会社きららホーム
岐阜県瑞穂市十七条737-1
木か鉄か 両方の家に住んだ人の感想 岐阜県瑞穂市