「玄関ドアを引き戸にリフォームできたら楽なのに」 岐阜県瑞穂市
きららホームの井上隆元です。
ドアと引き戸、使いやすいのはどっちと聞かれたら
あなたならどう答えます?
「そりゃ引き戸じゃないの」
と考える人がほとんどだと思います。
実際、リフォームでも新築でも
そういう声を圧倒的に聞きますし、
介護リフォームでは推奨工事のひとつになっています。
引き戸はドアに比べて少ない体の動きで開閉できるので、
使いやすく根強い人気があるんですね。
室内のドアを引き戸にするのは
これは割合簡単にリフォームできるケースが多く、
よくお願いされます。
ところが玄関となると、とたんに難易度が上がります。
雨・風を防ぐための外壁と床のタイル、
それから家の内壁・タイルと
全然違う素材に囲まれているのが玄関だからです。
そして防犯も考えなくてはいけません。
今回は、お客様のご要望にお応えして
そんな様々な難条件をクリアしつつ玄関ドアを
引き戸に変えた工事の様子をお伝えします。
↓ これが工事前の玄関ドア。
向かって右が手前に引くドアで、左は小扉の親子式になっています。
20年前のもので機能的には現代のものにかないませんが、
ずっと家族を見守り続けてきたドア。
年月を経て、玄関サッシに求める役割が変わったご家族の要望により
リフォームされることとなりました。
ただ、このままでは引き戸にするための横方向の寸法が足りません。
一般に引き戸に必要な横の寸法は160cmちょっと。
このドアは130cmを切れるくらいの幅(一般的)なので、
まともに引き戸にすると単純に半分として
人が通れるのは65cmもない開口となってしまいます。
65cmの開口はたまにトイレに使う場合がある程度で、
例えば段ボール箱を両手で抱えたら通れないほどの狭さ。
これでは玄関としては成り立ちません。
そこでこのドアを完全に解体、左側の壁も取ってしまい、
164cm幅の玄関引き戸に変えることになりました。
164cm幅と言っても半分の間口ですよ。
ドアを撤去(その写真がありません。ゴメンナサイ💦)
写真ではイキナリ引き戸に変わっています。
写真では簡単に進んでいそうに見えても
①向かって左側に直角に壁がある
②壁と基礎の一部を取り去る必要がある
③ホールの床も作り直さないと引き戸が付けられない
という理由で、
現実の工事はカナリ難しかったのです。
それでも何とかなったのは、腕のいい職人さん、
サッシメーカーの担当者さんたちの奮闘があったからでした。
そして家の中では、柱を取り去った跡仕舞いの工事が進みます。
玄関サッシを幅の大きな引き戸にするため、
上がり框(上がり降りしやすくするための台)を
家の奥の方に付け替えています。
これが付け替えで新しくなった上がり框。
手前の式台は前のものより奥行を広げてあるので
昇り降りしやすくなり、安全面でも向上しています♪
さらに床のタイルが張っていない所が出てきたので
この後、万全の補修をします。
家の内部のリノベーションも進行中ですが、
これはまた、別の施工事例でお伝えしますね。
そして家の外は、壁の補修(ALCの張り替え、塗装)をして、
新しい基礎部分を左官職人が仕上げを行っています。
ようやく完成。
今回は柱・土台まで作り変える大がかりな
玄関リフォーム工事となり、
解体から完成まで2週間かかりました。
工事後、お施主様に感想をお聞きしたところ、
「思い描いてたように工事をしていただけて
本当にお世話になりました。
開けるのも楽になって、閉めるのは自動だし、
とても満足していますよ」
と答えていただけました。
暮らしやすいリフォームを実現できて良かったですね。
ありがとうございます \(^O^)/
株式会社きららホーム
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