昨日(3月28日)の18時からの安倍総理の会見を
たまたま家で見ることができました。
・新型コロナウイルスとの闘いは長期戦になる可能性
・ワクチン開発に全力を挙げている
・経済的ダメージを軽くするために過去にない施策を講ずる
等々ありました。
世界中を巻き込んでのウイルスとの戦、
当然痛みを伴いますし、今が耐えどころです。
世界各国が国境・都市封鎖に動いている今、
最初に感染が始まった中国の対応と現在の動き、
その隣国で早期に感染者が見つかった日本政府の対処がどうだったのかは、
今後の検証を待つしかないでしょう。
公平で人類全体の視点に立った検証を期待します。
それにしても気になったのが、会見後の記者さんたちの質問です。
新型コロナに関係ないことを持ち出す、
いつ終息するのかと聞く、
すでに総理が言われた集団感染(クラスター)と同じ質問を重ねる、
一体何を聞いてるの?と思ったのは私だけでしょうか?
前例がないんですよね。
「人類の歴史はウィルスと細菌との闘いだった」と言いますが、
これほど世界中で人の行き来が激しくて、
貿易による売上高が全世界の経済の70%も占めていて、
情報が瞬時に伝わって、
民主主義。(独裁国家は省いて)
こんな世界は人類の歴史になかったことです。
ないから経験もない。
だから各国も対応に苦慮している。
巨大な困難に立ち向かうには、
叡智を集め団結が必要です。
なのに何で足を引っ張るの?
人の敵はウィルスだけなのか?
今回の新型コロナウイルスだって諸説の中のひとつに、
センザンコウという哺乳類が宿主だったという有力な説があります。
センザンコウはアジアから中央アフリカに生息する、硬い甲羅のような鎧状の皮膚に覆われた生き物で、
漢方で皮膚病に効くからと多くが密輸されていたそうです。
(武漢で最初に感染者が出たのは、北京や香港は密輸管理が厳しく、
緩い地方都市に密輸品が回っていたらしい)
この説が本当だとすれば、新型コロナウイルス禍は人災となります。
人が引き起こしたものなら、人が解決しなければなりません。
足を引っ張り合っている場合ではないんです。
不謹慎ながら思ってしまいました。
人の敵は人か?、と。
そうならないよう、私たちの叡智と団結力と忍耐力が問われているような
気がしてなりません。