木造の仮設住宅が持つぬくもり
昼にチキンカツカレーとサラダを食べた、きららホーム代表の井上です。
今日は午前中に、瑞穂市内のお寺の本堂の修繕工事のご契約をしていただきました。
由緒ある木造建築なので、大工さんも私たちも、気合いが入っています。
T様、ありがとうございます。
そのお寺は関ヶ原の合戦の前からあり、現在の本堂も築100年を悠に超えるそうです。
長年使い込まれた建物の持つ風格とぬくもりは、ほっとするような感覚を覚えます。
木造建築のぬくもりと良さの真髄を見ることができますね。
仮設住宅を木で造ろうという動きが起こっています。
仮設木造住宅。岩手産の杉が主な材料。
普通仮設住宅と言えば、軽量鉄骨造、いわゆるプレハブなんですが、
はっきり言いまして、断熱性、遮音性は考慮されておらず、
寒い、結露がひどい、音は筒抜けで、その割に値段は高い、
快適とはとても言えないモノです。
(造ったことがあるので分かります)
でも、この仮設の木造住宅は、その寒い、結露、音が筒抜けで費用が高いという、
従来の仮設住宅の問題点を解決しているからスゴイのです。
何より、材料の杉は、東北地方にたくさん育っています。
無垢の木を床や壁・天井にも使うことによるぬくもりと癒しの効果、
前述の住環境改善、被災地の雇用対策、産業育成、林業再生、
さらに林業が生き返れば、沿岸に豊富に魚が集まってくるため漁業の再興にもなるという、
一石何鳥にもなる素晴らしい底力を秘めたプロジェクト。
それでいて費用は軽量鉄骨造より、安い!
岩手県住田町から始まったこの運動が、
被災地の復興に大きく寄与してくれることを祈るばかりです。
木造の仮設住宅が持つぬくもり