家庭用蓄電池の種類は?
家庭用蓄電池の種類についてお話しします。
まず、使われている素材の違いで、
「鉛蓄電池」と「リチウムイオン蓄電池」が挙げられます。
●「鉛蓄電池」はその名の通り、鉛を使用した電池で、
自動車の「バッテリー」がそうです。
●「リチウムイオン蓄電池」は、正式には「リチウムイオン二次電池」と言います。
携帯電話、ノートパソコン、デジカメ、ハイブリッドカーなどに使われています。
鉛蓄電池は歴史が長いので安定して使え、安いのが特徴です。
リサイクル技術も確立されています。
反面重いので、移動には不向きと言えます。
リチウムイオン蓄電池は、小型軽量・高容量な電池ですが、高価で、
コントロールに高度な技術が必要で、発熱、発火の危険性を持っています。
次に、蓄電池の機能からみた種別ですが、
①非常用の持ち運び可能なタイプ(中容量)と、
②据え置き型の無停電電源タイプ(高容量)とあります。
①の非常用タイプは、電気需要のピーク時や停電時に、
本体のコンセントにつなぐことで電気を使います。
②の無停電電源タイプ(UPSとも言う)は、自動的に充電・放電を行い、
停電を回避します。
①と②ではそれぞれ数種類の蓄電池が販売されていて、
必要な機能は何なのかをしっかり理解した上で選ぶとよいでしょう。
次回は、①②それぞれの蓄電池と、
選ぶ際の参考情報についてお話しします。
家庭用蓄電池の種類は?