合板より無垢の床のフローリングが、冷たく感じないわけ
きららホーム代表の井上隆元です。
同じ木なのに、無垢のフローリングはどうして冷たく感じないのでしょう?
先日、
「合板フローリングも無垢フローリングも
同じ『木』でできているのだから、
熱の伝わりやすさ(熱伝導率)は変わらないはず。
だから温かさは変わらないはずでは?」
というご質問を頂きました。
おお、専門的ですな。
確かに、両方とも木から出来ています。
もともと木は繊維の束でできており、
繊維の間に空洞をもっています。
足で踏んだ時、床と肌で接する部分が少ない性質があります。
熱を伝えにくいのは、空洞に「空気」があるからです。
駄ジャレではありません、いたって真剣です。
肌と接する面が大きければそれだけ床の熱を直接伝えます。
つまり、接する面が少ない方が冷たさを感じにくいということです。
合板フローリングと無垢の板を触って比較するとよく分かりますが、
同じ温度環境なら、断然無垢の床の方が温かいです。
実際、きららホーム会長の家では、
以前はフローリングの床でしたが、
冬あまりに冷たいので無垢の床に張り替えました。
リビングを桐の無垢材、
LDKは赤松の無垢フローリングにしました。
きららホームでは、無垢の床を体験することができます。
合板より無垢の床の方が、冷たく感じないわけ