職人のプライド・矜持

職人のプライド・矜持

 

きららホーム代表の井上隆元です。

人は誰でもプライドを持っていますよね。

褒められれば嬉しいし、欠点を指摘されれば落ち込んだり怒ったりします。

自分の腕(技術)を売りにしている職人にもプライドは当然あって、

同じ部分もあれば、独特と思えるところもあったりします。

今日は 、そんな「職人のプライド」についての話です。

 

自分の技術でお金をいただいている、という自負

医師でであってもパイロットであっても、コンピューター技術者でも同じだと思います。

自分の腕に自信を持つことは大切なことですよね。

 

一度入った現場は、最後まできちっとやり切る

自分が指名されて来た現場に一度手を付けたら 、最後までやりきろうとします。

途中で投げ出すとは、職人仲間からは陰口を言われかねないほどのことです。

ただし、自分のプライドを傷つけられたと思ったら、その現場には二度と入ろうとはしません。

 

前工程で不具合があっても、自分の担当分野ではベストを尽くすことを心掛ける

前の職人の仕事がいい加減だったり、おかしなことがしてあっても、

文句を言いながらも何とか形にしようと努力します。

自分の仕事で恥ずかしいところは見せられん、という思いからです。

 

「(後のことは考えず)とにかく何でもいいから」という仕事は請けたくない

時々あるのですが、「安ければ何でもいい」という方の仕事になると、

こういう心理に職人は陥ります。

「自分が腕を磨いてきたのは、こんなことをするためじゃない。

自分の技術を評価してくれないのなら、他の誰かにやってもらってほしい。

世の中には喜んでやるやつもいるだろう・・・」

お施主さんには事情があるんですが、職人にもプライドがあるわけです。

 

とりあえず「出来ん」と言う人もいる。

仕事の紹介をされた時、面倒くさそう、手間がかかりそうと感じた時に口ぐせのように言う人がいます。

本人は悪気がないので、職人に多く接している人なら当然と受け止めています。

「出来ん」と言われた時こそ、職人のプライドをくすぐるチャンスなのです。

 

年齢や経験より技術を上に見る

「この人の腕は自分より上か下か」が第一のバロメーター。

そして「よく知っているか」どうか。

専門外の人には優しく接しても、若い現場監督にはきつい(知識が追い付かないため)対応を

したりするのは、このためです。

もっとも、出来る職人はさらにその上を行っていて、

監督さんをも上手に動かすスキルを駆使しているようです。

 

無意識に品定め

異性を見る目ではありません。あくまでも仕事に対してです、念のため。

「あそこが上手くいってないな」「自分ならこうする」と、

他人の仕事への評価をします。

大抵が辛口。

いい面もありますが、マイナスに働いてしまうこともある、ちょっと困った性質、

といったところでしょうか。

 

その気にさせると滅茶苦茶がんばる

褒められたから、自分の好きな人が笑顔になるって分かったから、

ものすごく頑張ったのよ~、って記憶、誰にもあると思います。

職人も同じ。

自分の技術が役に立つ、喜んでくれる人がいる、

それがひしと伝わる時にはもう、滅茶苦茶頑張るんです。

こういう時の職人って、本当にいい仕事してくれますよ。

 

さて、ここまで職人のプライドについて、まあいろいろ書いてきました。

もちろんプライドだけで生きていけないのも事実です。

(それを貫けば孤高の人)

でもまあ、少しでも職人について分かっていただければと思います。

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もしくは、eメール kirara-h@amail.plala.or.jp までお気軽にどうぞ。

 

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