専門職と多能工 「職人」の世界にも変化が

専門職と多能工 「職人」の世界にも変化が

 

きららホーム代表の井上隆元です。

多能工とは聞きなれない言葉ですが、幾つかの工事を一人でできる職人のことです。

会社で言えば、営業に経理に製造にと各部門の仕事をマルチにこなす人、みたいでしょうか。

それに対し、昔ながらの一業種のみの職人が専門職です。(本職、単能工という場合もあります)

専門職はいつの時代にもいますが、多能工はその時々の要請に合わせて、

職種を変えながら現れます。

 

例えばトイレリフォームの、比較的簡易な工事の場合。

便器交換(水道)、クロス・クッションフロアーの張り替え(内装)、

照明の交換(電気)、そして掃除と、一連の流れを一人でこなします。

会社側から見れば段取りがとても楽で、時間を有効に使えるメリットはとても大きいものがあります。

元々は水道など単能工の職人が、他の職種の仕事をするようになる場合が多く、

私も会社を起こした時も、多能工のようなことをしてました。

その時の経験を言うと、

多能工は専門職よりも守備範囲が広く内容も薄いため、

専門職と同じ水準の仕事を求めるのは酷

なのも事実です、明らかに。

そりゃそうです。多くの分野でのスペシャリストなんて、探してもめったに見つかりません。

本職に失礼というものです。

 

それでも現在は、リフォームが増えているため多能工が増えている状況です。

専門職の職人も、「自分はこれだけで食べていますんで」と言うのではなく、

ケースバイケースで、マルチなところを発揮しなければいけない時代

なりつつあるということでしょうか。

自分の活躍の場を広げるためにも・・・。

 

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