傾いた家を、真っ直ぐに直す
きららホーム代表の井上隆元です。
岐阜市でリノベーション中のA様邸です。
傾いた家を、真っ直ぐに直す作業をしました。
家の傾きを直すには、いろいろな方法がある中で
今回はジャッキを使っています。
まずは、どの位置でどれくらい傾いているかのチェック。
垂直を見るのには便利なレーザー水平器の登場です。
レーザーの赤い光が柱に反射しています。
柱の下の方では端ぎりぎりに合わせてありますので、
内側に光が入っている分、 傾いているということです。
この場所では、2,7mで15ミリってところでしょうか。
ちなみに梁の材料はツガ(栂)で、土台は栗です。
どちらも固くて丈夫な木です。
ジャッキと木材を使って、下から上へ斜めに力を加えることで、柱を垂直に直します。
寝ていた家を起こすには、ものすごい力が必要で、
ジャッキも2t程度では間に合わず、60tを使います。
力が加わるごとに、木材が軋む音がします。
東西、南北と順番に垂直に直していきますが、
土壁がない状態なので、割と簡単に直ってくれました。
直ったら仮筋交をタスキ(☓の字)に打って固定です。
昔の家は木材が太い上に重いので、直らない時は、土台や梁に木材がめり込んだり、
9cm角の木材が曲がったりするくらい、びくともしません。
これで、床から天井までの誤差は2ミリ以下になるはずです。
夢ハウスパートナー 株式会社きららホーム
お客様専用ダイヤル 0120-28-5893
傾いた家を、真っ直ぐに直す