木材の乾燥 杉板 岐阜・美山にて
こんにちは。きららホーム代表の井上隆元です。
今日は岐阜は山県市のお客様宅まで行ってきました。
合併前は美山町(みやまちょう)だったところです。
目的は梨のお届け。当社会長が作っているもので、
お客様から大好評です。
その途中に製材所があり、そこの敷地の前を通りました。
車の中から撮ったので、多少光が反射していますが、
何をしてあるのか分かりますでしょうか?
たくさん木材が、屋外に立てかけてありますね。
これは木材、特に杉の板を天日乾燥させる時に見られる光景です。
杉は乾燥しにくい上に灰汁(あく)が強く、太陽の他に雨水も利用するのです。
美山町と言えば、その昔、美山杉と呼ばれた美林があります。
現在では長良杉と言われるブランドの木材の産地なのです。
とてもきれいな杉板の木目です。
今も昔も木材の乾燥は大変で、生えていた時の木の上下まで気を使いながら立てかけるのです。
敷地内なので立ち入りませんでしたが、
きっとこの下は、杉の灰汁で真っ黒になっていることでしょう。
この杉板たちは、しばらく天日と雨に当てられると変色し、
それをもう一度製材し直して、ようやく住宅で使える建材となります。
手間隙がかかりますが、それだけに良いものになります。
笑顔あふれる家族が住む家の一部になるといいな、なんて思いながら、
美山を後にしました。
木材の乾燥 杉板 岐阜・美山にて