洗い出し仕上げ 順序と技術
きららホーム代表の井上隆元です。
最近は、玄関やポーチ、たたきなどの土間に洗い出しを選ばれる人が増えているようです。
昭和の頃にはたくさんあり、平成に入って少なくなった時期があって、
今また脚光を浴びている左官仕上げのひとつですね。
岐阜県瑞穂市のリセット住宅工事の現場より。
玄関脇の土間の一部を、洗い出し仕上げにします。
数ある砂利の中から、今回は南部砂利。
まずは、下地となる土間コンクリートに接着を良くするための樹脂を塗ります。
続いて 南部砂利を練り込んだモルタル塗り。
雨が降ってきてもやめられない! ビニールで急ぎ養生。
塗り続けます。
次は平らに均す作業です。
洗い出しで 難しいのは、コンクリートや普通のモルタルと違い、
厚さを一定にしなければならないこと。
長年培った技術が必要になります。
そして金コテで押さえ。
この後、表面が固くなるまで待ちます。固くなり過ぎないタイミングがコツ。
モルタル層の厚さが違うと、固くなるのに時間差ができ、
仕上がりにムラができてしまうのです。
さあ、いよいよ表面のセメント分を取り去る工程に。
水を含んだブラシでこする。
固まり具合を確認しながら、さらにこする。
すると
この通り。きれいな砂利が現れました。
終わりが夕方になったので、写真の写り具合がちょっと変わってますが、
この通り!
素晴しい出来です。
完全に固まるのを待って、まわりの整地をして終了となります。
左官屋さん、難しい仕事ご苦労様です!!
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