屋根工事には、腐りにくい木材を使うのが作法
きららホーム代表の井上隆元です。
金属製、カラーベストなどの平たく見える材料を使う屋根の場合には通常、
一番高い部分は『棟(むね)』と言うんですが、
そこに金属製のカバー(ガルバリウム鋼板)を被せる施工をします。
その棟の金属板を、風で飛ばされないように固定しなければなりません。
真上から釘を打ったんでは、雨漏りの原因になりやすくNGです。
そこで、厚みのある木材を先に固定しておいてから、
その横に打って止めるんです。
前置きが長くなりました。
タイトルにある木材の種類について。
家の中で一番強く風雨が当たる場所なので、
水に濡れるのは覚悟の上。
ならばせめて、水に強い=濡れても腐りにくい木を使うべきなのでは?
という理由から、きららホームでは
杉の赤身(中心に近い部分)を使っています。
杉は虫・腐朽菌にとっては相当美味しくない木のようで、
昔から水に濡れやすいところによく使われています。
焼き杉の外壁板なんかがそうですね。
下は、杉ではなく松が使われていた、他の家の写真です。
軽量鉄骨系の大手住宅会社の家ですが、松の木材が腐ってしまい、
棟鋼板が台風で飛んでしまったんです。
木は適材を適所で使って、本当に役立つようになります。
私はこのことを、「木遣い」と習いました。
木材を打ち終えたら、いよいよ鋼板の固定に。
先端部分は現場加工です。
いかに綺麗に、そして水切りがいい形に作るか。
まさに職人の腕の見せどころ ( ・`д´・)ノォゥ
がんばれー
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屋根工事には、腐りにくい木材を使うのが作法