コンクリートも水を通す?
質問をいただきました。
「住宅でベタ基礎なら、床下は湿気ないと思っていたんですが違うんですか?
コンクリートも水を通すんですか?」
きららホーム代表の井上隆元です。
結論から言います。
コンクリートは水を通します。
もっとも、その量はとっても少なくて見えないので、
普通は気付かないレベルです。
よく、ベタ基礎にすれば床下は乾く、という話を耳にしますが、
あれはコンクリートの下に、
ポリエチレンなどの湿気を通さないシートを敷くことで実現します。
基礎の鉄筋の下に水を通さないシートを敷いてある現場のコンクリートを打つ前の様子
コンクリートを顕微鏡で拡大してみると、
水が通ることのできる空隙があり、
そこへ水は浸み込んでいきます。
コンクリートには厚みがあるので、水はなかなか通り抜けられず、
表面近くになったら蒸発する方が早いんです。
なのでコンクリートの表面は、いつも乾いているように見えるんです。
試しにビニールシートなんか広げて被せておくと、
次の日にめくってみたらビッショリ、なんてこともあります。
ですからベタ基礎だからといって防湿シートを敷かないと、
床下の湿度が下がることは期待できないんですね。
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コンクリートも水を通す?