インディアンに伝わる話より
きららホーム代表の井上隆元です。
他人のことは見えても、自分のこととなると気付かないことがあります。
もちろん私自身も、その中のひとりです。
ネイティブ・アメリカン(昔から言うインディアン)に伝わる、あるお話を紹介します。
2匹の狼が闘っている。
1匹の狼は 恐怖、怒り、ねたみ、嫉妬、悲しみ、後悔、強欲、
傲慢、自己憐憫、罪悪感、恨み、劣等感、
そしてエゴの象徴。
もう1匹は、喜び、希望、分かち合い、愛、安らかさ、平和、
謙虚さ、親切、友情、共感、寛大さ、真理、思いやり、
そして信頼の象徴。
この2匹が闘っている。
ひとりの子どもが、おじいさんに尋ねます。
「どっちの狼が勝つの?」
おじいさんは答えます。
「君が育てるほうだよ」
例えばAさんという人がいるとして、
仕事のスピード」はともかく、
いつも職場の掃除を欠かさない。
そんなAさんをある人は、
「偉いなあ、あんなに掃除するなんて。私にはできないわ」
またある人は、
「掃除しか能がないからな」
また別の人は、
「もっと他にやることあるだろ!」
そして、こんな人も。
「みんなが気持ちよく過ごせる。ありがとう」
Aさんは何も変わらない。
変わっているのは、Aさんに対しての見方、捉え方。
1匹目の狼を育てるのか、
後者の狼を育てるのか。
自分が思う方、考える方が大きくなっていくというんですね。
自分に対して、家族に対して、友人知人に対して、
まわりに対して、どちらの態度がいいかなんて、
考えるまでもないということですね。
はい、自戒を込めて書いています。
インディアンに伝わる話より