木材を10%まで乾燥させて使うメリット  

木材を10%まで乾燥させて使うメリット

 

きららホーム代表の井上隆元です。

前回は、未乾燥の木材は強度が出ない、というお話しをさせていただきました。

木はしっかり乾燥させてこそ、住宅資材としての価値を発揮するようになるんですね。

製材:原木

木の中にある水分には、自由水と結合水があって、先に自由水から抜けていきます。

自由水がなくなるところを「繊維飽和点」と言います。

結合水は固い細胞の中にあり、

木の重さに対して3割、含水率にして約30%になります。

繊維飽和点を過ぎる時から、

つまり含水率が30%を切るあたりから、木にの繊維に変化が現れます。

縮み、変形、割れが始まるようになります。

 

含水率30%から先は、自然乾燥だと年単位の時間が必要で、

現在では住宅需要にとても応えることができません。

そこ登場するのが、乾燥機。

主に熱を加えることで、含水率を落とします。

乾燥:乾燥機1c
夢ハウスの乾燥機「ドライランバー」

30%から15%にする時にも、何もしなければ木は激しく変化してしまうので、

重ねて積んで、一番上に2tもの重しを載せて乾燥機に入れるんです。

乾燥:材木2

こんな感じ。製材された木材が積まれています。

そして、一般的な構造用乾燥木材の含水率が15%です。

なぜ15%なのか?

JAS規格で決まってるからですが、ここからの話しは大切ですので、もうチョットお付き合い下さい。

 

JASの含水率15%というのは、木材の表面で複数の箇所を測り、

平均値で出せばよいとなっています。

場所によっては20%でも、他が低くて15%以下なら通ってしまうんですね。

それなら、もっと厳しくすればいいじゃない!

という意見が出てきそうですが、含水率15%以下にしようとすると、

使えなくなる木材が大幅に増えて、経済効率が悪くなってしまうのです。

このような理由から、

ほとんどの住宅会社では15%乾燥木材を使っているのです

 

それに対し夢ハウスでは、構造材は10%まで乾燥させています

3割の木材が使えなくなるのですが、

それ以上に良いものを提供したい、という理念からです。

乾燥:乾燥機内部
乾燥機「ドライランバー」の内部
乾燥DSCF6642

そうすることで、建ててからの変形、収縮が劇的に減り、

お客様の財産である大切な家の価値を長く維持し続けられるのです。

私たちは、そんな夢ハウスの理念に共感し

パートナーになっています。

 

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0120-28-5893

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