きららホーム代表 井上隆元ブログ「家づくりは幸せを生み出すもの」

職人さんはコワくない

岐阜 大工さん募集しています

岐阜 大工さん 募集しています。

  岐阜県瑞穂市の工務店 株式会社きららホームです。

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きららホームは、岐阜県瑞穂市にある、小さな工務店です。

使命(ミッション)は、

「家づくりを通して、瑞穂市とその近郊に住む人に、
笑顔になっていただくこと」

です。

 

小さな工務店ですが、業務範囲は、

天然木の新築住宅、リノベーション、リフォーム、専門部による外壁塗り替え、ガーデニング、

そして家づくりに関する相談など、多岐に渡ります。

 

 

 

現在、きららホームでは、業務多忙の為、大工さんを募集しております。

当社には、千利休の茶室を再現した、大工さんが在籍しております。

 

 

お客様からに「ありがとう」と言ってもらえる仕事をしたい、

お客様と顔と顔を合わせて喜んでもらえる仕事をしたい、

そんな熱い気持ちを持った方を募集します。

 

50歳以下で、男女は問いません。(やる気と元気、根気があれば経験不問)

施工エリアは、当社から30分圏内です。

 

略歴と応募の理由を、メールまたは郵送にて送って下さい。

メール:kirara-h@amail.plala.or.jp

郵送先:

 〒501-0313 岐阜県瑞穂市十七条737-1

   きららホーム   担当:井上

(募集内容についての質問は、一緒に書いて下さい。)

 

電話でのお問い合わせ:058-328-5893

現場監督さんも同時募集中!

 

 

地域のために頑張りたい!
一緒に頑張ってくれる元気な方、お待ちしております!!

優秀な職人さんに助けられた一日

優秀な職人さんに助けられた一日

 

きららホーム代表の井上隆元です。

「助けてもらったわー。

ホンマに今日くらい、職人さんに感謝した日は

何十年ぶりや~」

優秀な職人さんがいてくれることは、

とても有難いことです。

 

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社内のミスでお客様を怒らせてしまった現場。

事情を知りつつ、大工の稗田さんは、

技術でカバーしようと、一生懸命に仕事をしてくれました。

その甲斐あって、工事終了の際には

「大棟梁」とまで言って下さるように。

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有難さと、大きな反省と、

とても勉強になりました。

 

そして、もうひとつ。

雨漏り調査の現場での出来事。

3階建てのこの住まい、屋根かその周囲から雨が漏れているのは分かっていましたが、

水圧不足で漏れている箇所を掴めずにいました。

そこへ急遽、塗装親方の稲守さんが

エンジン式高圧洗浄機(150気圧!)を持って

応援に駆け付けてくれることに。

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そして誰もが怖がる3階の屋根から身を乗り出し、

一番疑わしかった場所に、

ピンポイントで水を噴射(もちろん水圧は加減しています)。

こちらも無事、雨漏り箇所の特定に至りました。

 

どちらの現場も、私・スタッフも含めて

当社の至らない部分をカバーしてもらい、

感謝・感激です。

腕の良い、優秀な職人さんは、

正しくきららホームの宝だと、

改めて気付かされた一日でした。

ありがとうございます。   m(__)m

 

ご意見、ご感想、お問い合わせは
フリーダイヤル0120-28-5893
まで、お気軽にどうぞ。

優秀な職人さんに助けられた一日

 

最近増えてきた、「大卒の建設職人」

最近増えてきた、「大卒の建設職人」

 

きららホーム代表の井上隆元です。

最近、建設業界に大卒の職人が増えているようです。

正確な統計があるわけではないのですが、静岡県の建設会社では、

積極的に大卒職人を育成している事例もあります。

 

私が職人をしていた20年ほど前、大卒は超希少で、

数百人話したことのある職人たちの中で、現場で会ったことがあるのは2人だけです。

建設職人というと一般的にあまりイメージが良くない方で、

学校で勉強もせず成績が↓の子たちが、仕方なく入るところ、と見られてきた過去があり、

実際に彼らの受け皿的な業界でもあったのは事実のようです。

ですので、大学出で職人になると言うこと自体、口にもできないような状況でした。

でも、でもですよ。

そんな建設職人 の世界だからこそ、私のような者であっても、

ゼネコンの監督さん(大〇建設、竹〇工務店、清〇建設、名〇建設)が、私が大卒なのを知ると、

それだけで信頼されるというか、雰囲気が変わるんですね。

「ほう!!」って感じで。

こっちはヒヨっ子で内容が全然伴っていないので、親方の顔に泥を塗らないように必死でしたけど。

私ですらこんな経験しているので、静岡の建設会社は気付いているんでしょうね、

大卒職人のほうが受けがいい場合があるってことを。

福祉科卒の私より、建築科を出た人なら、

建築の基礎学力を持っているのでさらにいいでしょう。

業界は大卒職人を待っていますよ。

 

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質問、相談、疑問ツッコミなど、お気軽にどうぞ。

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夢ハウスパートナー 株式会社きららホーム

専門職と多能工 「職人」の世界にも変化が

専門職と多能工 「職人」の世界にも変化が

 

きららホーム代表の井上隆元です。

多能工とは聞きなれない言葉ですが、幾つかの工事を一人でできる職人のことです。

会社で言えば、営業に経理に製造にと各部門の仕事をマルチにこなす人、みたいでしょうか。

それに対し、昔ながらの一業種のみの職人が専門職です。(本職、単能工という場合もあります)

専門職はいつの時代にもいますが、多能工はその時々の要請に合わせて、

職種を変えながら現れます。

 

例えばトイレリフォームの、比較的簡易な工事の場合。

便器交換(水道)、クロス・クッションフロアーの張り替え(内装)、

照明の交換(電気)、そして掃除と、一連の流れを一人でこなします。

会社側から見れば段取りがとても楽で、時間を有効に使えるメリットはとても大きいものがあります。

元々は水道など単能工の職人が、他の職種の仕事をするようになる場合が多く、

私も会社を起こした時も、多能工のようなことをしてました。

その時の経験を言うと、

多能工は専門職よりも守備範囲が広く内容も薄いため、

専門職と同じ水準の仕事を求めるのは酷

なのも事実です、明らかに。

そりゃそうです。多くの分野でのスペシャリストなんて、探してもめったに見つかりません。

本職に失礼というものです。

 

それでも現在は、リフォームが増えているため多能工が増えている状況です。

専門職の職人も、「自分はこれだけで食べていますんで」と言うのではなく、

ケースバイケースで、マルチなところを発揮しなければいけない時代

なりつつあるということでしょうか。

自分の活躍の場を広げるためにも・・・。

 

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 最近増えてきた、「大卒の建設職人」

専門職と多能工 「職人」の世界にも変化が

職人の技 はた目には簡単そうに見えても

職人の技 はた目には簡単そうに見えても

 

こんにちは。きららホーム代表の井上隆元です。

実は、現代の一般的な新築住宅では、職人の技を見かけることが少なくなっています。

基礎の鉄筋は工場加工、

柱や梁などの構造材はプレカット、

屋根は金属やセメント製が多い(東海地区では瓦の人気は依然高い)、

外壁は工業製品のサイディング、

サッシ、ドアも既製品、

内壁は石膏ボード、

壁はビニールクロス張り と、

コストを下げるために、施工が簡単な工法ばかりとなっています。

(よーく見ると、時々職人技を発揮している時もあるんですけどね)

 

じゃあ、もう職人の技が見られないの?と言えば、そうでもありません。

大きな規模のリフォーム、特に古民家など古い家の再生リフォームには、

熟練の職人が欠かせません。

よく、新築をやっている会社の方が、 リフォーム専門の会社より技術が上、

なんて言われることがありますが、そうとは限らないんですね。

「両方できるよ」ってのが高い技術を持ってる人だと、私なんかは思うのですが。

その「両方できる」の中でも、古民家再生は特に難しいんです。

 

職人の技がどれほど凄いものかは、実際に職人さんと話してみるのが手っ取り早いです。

職人は難しい仕事ほど、

「まぁ、俺にとっちゃたいしたことないぜ」

なんて顔をしてますが、(本音は褒めてもらいたいんですよ)

他に比べて時間がかかっているところに気づけば、

「手間をかけてもらってありがとう」

の一言で、いつも以上に頑張ったりするもんです。

 

一流の腕を持つ職人なら、もしその気になれば、

あなたの目の前で、あなたに気付かれないように手を抜くことだって簡単にできるものなんです 。

決してしませんけどね。

さりげな~くやっていることが、実は難しいなんてことはザラにありますよね。

奥様の台所の包丁さばき、

私なんかが見ると、とても真似できないと思うんですが、

板前さんはさらに、さらに上の次元をいってますよね。

話しがあっちこっちに飛んでしまってますけど、

何が言いたいかといえば、きちんと何十年間も修行した職人は、

難しいことを簡単に見えるようにやってしまうってことです。

 

「職人さん」シリーズ
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それでは、また。

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職人の技 はた目には簡単そうに見えても

「早飯も芸の内」と「職人の腕」の関係

「早飯も芸の内」と「職人の腕」の関係

 

きららホーム代表の井上隆元です。

早飯、早〇〇、芸の内って聞いたことないでしょうか?

 

現場監督をしていた頃、その会社の60代の上司のひとりが言っていたことがあります。

「メシを食うのが遅い奴で、いっぱしの職人になったのは見たことがない。」

その頃の私には、???だったんですが、

自分が職人を経験してみて、何となくそうだったのかと思うようになりました。

 

大きな現場では、20人以上のチームになることもあり、

時にはみんな集まって、一緒に弁当を広げて食べることがあります。

それぞれ親方とその弟子がいて、私の師匠と兄弟子もいるのですが、

せめて飯と食べるスピードくらいは負けまいと、

会話しながら一生懸命早く食べたものです。

だって、「なんやお前、メシも早く食えんのか?」と言われるのも癪だし、

何より師匠や兄弟子に少しでも恥ずかしい思いをさせたくないじゃないですか。

 

そして、経験の浅い職人の中でも「これは!」と思う子は、やっぱり食べるのが早いし、

なかなか上達しないのは、ゆっくり食べている子が多かったように思います。

もちろんみんながみんな当てはまるわけではなく、

中にはただ早いだけで、非常に雑な仕事の人もいましたがね。

 

今にして思えば、食事の時もまわりを見て食べているかどうかの違いだったように思います。

まわりのペースや食後の段取りのことを考えて、食事のスピードを調節できる人、

ってのが、どの業界でも共通な出来る人なんでしょうね。

うん、私もまだまだ、修行中の身です♪

 

それでは、また。

 

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「早飯も芸の内」と「職人の腕」の関係

 

職人がどんなにいい仕事をしても、手柄は設計士、施工会社のもの?

職人がどんなにいい仕事をしても、手柄は設計士、施工会社のもの?

 

きららホーム代表の井上隆元です。

世にたくさんの住宅会社があり、あなたはどこの会社に行っても家を作ってもらえます。

テレビCMでおなじみの大手ハウスメーカー、

安さが売りのローコスト住宅会社、

デザインの設計事務所、

そして地味なイメージが定着しちゃった地域の工務店。

 

ホームページを見ると、その会社のこだわり、自慢の工法・性能、アフター

至れり尽くせりのサービスなどが謳われています。

営業マンも愛想が良くてスマートだし、モデルハウスもパンフレットも豪華ですね。

そこで家を建てれば幸せになれる!

そんな感覚になってしまいそうです。

 

 

ここであなたに質問です。

 

その家は誰が作っていますか?

 

その会社の営業さん? 設計士さん? それとも社長さん自身?

どの人がいなくても、あなたの家が完成することはないでしょう。

みんな、あなたの家づくりの味方です。

でも、この人たちがいなければ、そもそも家づくりができないって人たちがいます。

それは職人たち。

現場で働く職人があなたの家を作っているのです。

 

家だけじゃないですよ。

高ーいビルだって、病気の時に駆け込む病院だって、近所のコンビニだって、

職人がいなければ建てることができないんです。

職人って必要な人たちなんです!

 

でもね、施工会社や設計士さんは、どうしても自分の手柄にしたがるんですよ。

だから、こういうことを書くのも私自身への戒め。

腕の良い職人さんが集まってくれることへの、感謝の心を忘れないためでもあります。

 

そして、あなたが家づくりをする時、

それが新築であってもリフォームであっても、

立派な職人たちによって支えられているということを、

どうか覚えておいてくださいね。

 

あなたの家づくりも優秀な職人たちの応援で、

きっとうまくいくでしょうから。

 

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の記事  腕の良い職人ほど、難しい現場に入れられ続ける現実
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 職人がどんなにいい仕事をしても、手柄は設計士、施工会社のもの?

腕の良い職人ほど、難しい現場に入れられ続ける現実

腕の良い職人ほど、難しい現場に入れられ続ける現実

 

きららホーム代表の井上隆元です。

今回から職人が置かれている現実について書きます。

 

職人にも腕のいい人と横着な人がいます。

そして建物にも、作るのが難しいものと簡単なものがあります。

建物に難しい? 簡単? 少々分かりにくいかもしれません。

車はオートメーション化された工場で生産されますので、

人が行う仕事は徹底的に簡素化されています。

 

それに対し、住宅を初めとする建物は基本、注文生産の一品モノなので、

設計や使う部材によって、難易度が変わるのです。

(一時ニュースで流れた新国立競技場のザハデザインなんかが、特に難しい例として分かりやすいかと思います。)

そして、難易度の高い現場には、腕の良い職人が優先して投入されます。

 

と、ここまで読まれた方は、

「何だ、普通のことじゃないか! 難しい仕事に精鋭を充てるのは当然のことだろ」

と思われるでしょう。

事業を行う側からすれば、全くその通りです。

職人も分かっていますし、意気に感じて仕事をします。

それが正しく評価されるのであれば・・・

 

職人をしていた頃、私の師匠(親方)と仲の良かった、別の職種の親方が、

「ここにあんたがいるってことは、ここはハマリ現場(施工の難しい現場)だな」

と話しかけてくるのを見たことがあります。

別の親方からも、

「いつも大変なとこばっかやなあ。まぁ出来る人間がおらんのやからしゃあないわな」

こんなことが何度もあり、聞けば10年以上同じことを言われていたそうなのです、ウチの師匠は。

 

あるリゾートホテルの仕事で、他の部門の職人が責任者に文句言ってるのも見ました。

「何だあの応援の連中は? やりやすいトコばっかりしかやらへんぞ。

面倒なトコは俺にやらせて。

あれで、ようやってくれとる、って会社に思ってもらっちゃ困るぞ。

まあ、一ぺん入ったからには最後までやるけど、ちゃんとその辺のことは、

知っといてもらわんと。そして、あれらと俺を同じと考えてもらっても困る」

 

多くの腕の良い職人が感じる不平等感です。

腕が良かろうが悪かろうが、おんなじ一人工と見られる(つまり報酬も同じ)ことへの不満。

 

実は、弟子でいる時は師匠に守ってもらっていたので、

私にはその意味が、はっきりとは分かりませんでした。

独立して、ようやく鈍い私にも理解できるようになったんですね。

でも、不平不満ばかり言ってたんじゃあ、何も変わりません。

日本人は、自分の能力を誇示することを控えるのが美徳とされてきました。

だから職人は、もの言わぬ人たちなんです。

 

しかしながらインターネットで検索など、誰もが情報を手にする時代に入っています。

これからは、腕の良い職人は、

持てる技術をもっとアピールする必要があるんじゃないかと、考えています。

自分の身を守るのはもちろんですが、

これから建設業を目指す若い人たちに良い影響を与えられるように、

そして日本のものづくりを支えている職人文化を繋いでいけるように。

 

微力ながらそのお手伝いができればと思うこの頃です。

 

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職人のプライド・矜持

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職人がどんなにいい仕事をしても、手柄は設計士、施工会社のもの?

 

腕の良い職人ほど、難しい現場に入れられ続ける現実

 

職人のプライド・矜持

職人のプライド・矜持

 

きららホーム代表の井上隆元です。

人は誰でもプライドを持っていますよね。

褒められれば嬉しいし、欠点を指摘されれば落ち込んだり怒ったりします。

自分の腕(技術)を売りにしている職人にもプライドは当然あって、

同じ部分もあれば、独特と思えるところもあったりします。

今日は 、そんな「職人のプライド」についての話です。

 

自分の技術でお金をいただいている、という自負

医師でであってもパイロットであっても、コンピューター技術者でも同じだと思います。

自分の腕に自信を持つことは大切なことですよね。

 

一度入った現場は、最後まできちっとやり切る

自分が指名されて来た現場に一度手を付けたら 、最後までやりきろうとします。

途中で投げ出すとは、職人仲間からは陰口を言われかねないほどのことです。

ただし、自分のプライドを傷つけられたと思ったら、その現場には二度と入ろうとはしません。

 

前工程で不具合があっても、自分の担当分野ではベストを尽くすことを心掛ける

前の職人の仕事がいい加減だったり、おかしなことがしてあっても、

文句を言いながらも何とか形にしようと努力します。

自分の仕事で恥ずかしいところは見せられん、という思いからです。

 

「(後のことは考えず)とにかく何でもいいから」という仕事は請けたくない

時々あるのですが、「安ければ何でもいい」という方の仕事になると、

こういう心理に職人は陥ります。

「自分が腕を磨いてきたのは、こんなことをするためじゃない。

自分の技術を評価してくれないのなら、他の誰かにやってもらってほしい。

世の中には喜んでやるやつもいるだろう・・・」

お施主さんには事情があるんですが、職人にもプライドがあるわけです。

 

とりあえず「出来ん」と言う人もいる。

仕事の紹介をされた時、面倒くさそう、手間がかかりそうと感じた時に口ぐせのように言う人がいます。

本人は悪気がないので、職人に多く接している人なら当然と受け止めています。

「出来ん」と言われた時こそ、職人のプライドをくすぐるチャンスなのです。

 

年齢や経験より技術を上に見る

「この人の腕は自分より上か下か」が第一のバロメーター。

そして「よく知っているか」どうか。

専門外の人には優しく接しても、若い現場監督にはきつい(知識が追い付かないため)対応を

したりするのは、このためです。

もっとも、出来る職人はさらにその上を行っていて、

監督さんをも上手に動かすスキルを駆使しているようです。

 

無意識に品定め

異性を見る目ではありません。あくまでも仕事に対してです、念のため。

「あそこが上手くいってないな」「自分ならこうする」と、

他人の仕事への評価をします。

大抵が辛口。

いい面もありますが、マイナスに働いてしまうこともある、ちょっと困った性質、

といったところでしょうか。

 

その気にさせると滅茶苦茶がんばる

褒められたから、自分の好きな人が笑顔になるって分かったから、

ものすごく頑張ったのよ~、って記憶、誰にもあると思います。

職人も同じ。

自分の技術が役に立つ、喜んでくれる人がいる、

それがひしと伝わる時にはもう、滅茶苦茶頑張るんです。

こういう時の職人って、本当にいい仕事してくれますよ。

 

さて、ここまで職人のプライドについて、まあいろいろ書いてきました。

もちろんプライドだけで生きていけないのも事実です。

(それを貫けば孤高の人)

でもまあ、少しでも職人について分かっていただければと思います。

ご意見ご感想・異議・ツッコミは、通話料無料の0120-28-5893

もしくは、eメール kirara-h@amail.plala.or.jp までお気軽にどうぞ。

 

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職人のプライド・矜持

 

「職人」同士の連携プレー

「職人」同士の連携プレー

 

きららホーム代表の井上隆元です。

今回は、現場で見ることのできる職人の連係プレーについてお話しします。

スポーツで言うチームワークとはだいぶ異なってます。

時間が短いもので数日、大規模になると数か月~年単位にもなりますので、分かりづらいのです。

まず、最初から最後まで現場にいる職人はいないこと。

職人は、基礎(鉄筋、型枠、重機)、鳶、大工、軽鉄、屋根、防水、外壁、板金、サッシ、左官、塗装、内装、電気、水道、美装その他多くの職種に分かれ、それぞれの分野でスペシャリストですので、出番に応じて現場に入るのです。

その流れをコントロールするのが現場監督の仕事です。

ただ、監督と言えど分単位での職人の動き、細かな部材、釘一本まで完全に把握できるわけではありません。

監督の指示の他で、仕事の流れを職人同士がお互いに調整し合います。

 

例えば、こんな会話。

「棟梁、このスイッチの横に木材を入れてほしいんだけど」

「どうしてや?」

「いや、この位置だとドアに近すぎて、お客さんが使いにくいと思うんスけど」

「そうか。分かった。・・・こうすりゃいいんだな」

あるいは、

「そこんトコの納まりが調子悪いんで、こうしとくけど、上手いことやれんか?」

「ん~、何とかします。任せといて。」

とか、

「明日はどうしても来れないんで、これ(部品)置いとくから仮付けお願いできますか?」

「おう、その辺に置いといて。ただ、どのに付けるか分かるようにしといてくれよ。」

などという会話が聞かれます。

こうした現場は活気があって、お互い協力し合う気持ちがあるので、

仮に会話がなくとも、

「このままじゃ、あいつが後から困るだろうから、もうちょっと手を加えておくか。」

「お、こりゃやりやすくて、ありがたい。よーし俺もいい仕事をするぞ。」

となって、自然といい仕事の流れになっていくことが多いのです。

 

私たちは、いつもこのような現場になるように心がけています。

お施主様と作る人たちの思いが詰まった家は、本当にいい家になる

からなのです。

 

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「職人」同士の連携プレー

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