はじめて家づくりを始めようとする時、何から始めますか?
見学会に行ってみる、住宅展示場へ足を運んでみる、資料を取り寄せる。
多くの人が、このように行動されるようです。
実は、正しい家づくりの手順を
教えてくれるところは、ほとんどありません。
真っ先に教えられるのは、
工法や構造、性能についてです。
多くの人が、
それを当然のことと受け止めます。
でも、少し待ってください。
家を建てることをゴールにしてしまうと、住まいづくりはうまくいきません。
本当のゴールは、あなたとご家族が健康で楽しい暮らしを送ることのはずです。
綺麗で豪華な家ができたけど、生活を切り詰めなくてはならない。
家族団らんの時間が減ってしまった。
こうなっては、家を建てた意味が分からなくなってしまいますね。
それでは、失敗しない家づくりの手順をお伝えします。
手順その1「安全な予算を組むこと」
これが、正しい住まいづくりの手順の
第一歩になります。
家を建ててなお、
ゆとりのある生活を送れたらいいですよね。
でも、実際には、
多くの人たちが借りられる目一杯のお金を借りて、
限界の予算で家づくりをしています。
だから、ひとつ歯車が狂ってしまうと返済に追われて、
大変な思いをすることになってしまうのです。
そんなことにならないために、安全な予算を組むことが大切です。
手順その2「自分を知ること」
自分が何を欲しているのか、
そしてご家族の要望は何か、
楽しい生活について話し合います。
その話し合いや聴き方についての方法が
あります。
情報が氾濫している時代に、
「なんか良さそう」「感じがいいな」などの
感情に惑わされがちになります。
ですから、自分にとって本当に必要なもの、
どうしても欲しいものを知ることは、とても大切です。
手順その3「優先順位をつける」
当たり前のことですが、
すべての要望をかなえようとすると、
予算オーバーしてしまいます。
本当に必要なもの、
どうしても欲しいものは何なのかを決めて、
予算を優先して配分する必要があります。
そのためには、
自分の価値観・価値判断の基準を
自分が知っていないと優先順位を決められないのです。
予算に影響を与える要素には、
広さ、間取りの多少、デザイン性、建築材料のグレードなどがあります。
これを踏まえた上で実現したいことの順位を決め、
残った予算を他に配分することが、優先順位をつけるということです。
手順その4「正しい選択と判断の基準を持つ」
例えば、土地を選ぶ時。
あなたとご家族の価値観に合う家を
建てられる土地かどうか。
しっかりした判断と
選択の基準を知っていないと、
正しい判断ができません。
そして、家づくりを誰に託すのか。
この住宅会社選びは、
結婚相手を選ぶくらい大切で、とても難しいことなのです。
住宅会社選びにも、正しい判断の方法があります。
以上が正しい家づくりの手順です。
この手順で進めれば、後悔することはないでしょう。
そして、満足のいく住まいを手にしてください。