こんにちは。
きららホーム ガーデニング担当です。
新築を建てていただいたO様の息子様が、
和菓子屋さんの職人さんをしていらっしゃいます。
今回、市の行事で出店されたと聞いて母が買ってきてくれました。
上生菓子は季節ごとに作る形が違います。
秋に差し掛かるこの時期、菊の花です。
花びらが細かくて本当、芸術品ですね。
七色の菊の繊細さに、食べるのが惜しくなります。
こちらも綺麗…甘さも控えめで、見ても食べても幸せになれますね。
そういえば、中秋の名月のお団子ですが、岐阜では丸いお餅を重ねて飾ります。
イラストなどでよく見る、あんな感じ。
でも、名古屋に行くとちまきのような不思議な形をしているんですよ。
色も白、赤、黒と三種類。秋の実りの里芋をお供えする風習から
このような形になったと聞きました。
ちまきの形は関西の方だそうですよ。
丸の形のお団子を飾るのは関東の方。岐阜は関東の風習が来ているんですね。
これは両方の風習が混ざってきている、中部地方の不思議ですね。
全国で調べてみると中にあんこが入っていたり、小豆がまぶしてあったり、
小判型や中が凹んでいたり、串に刺してあったりと様々な形。
面白いです。
それでも、形や色や味が違っても、どこからでも見えるまんまるお月様を見上げて
季節を感じる行事は、日本全国どこへ行っても皆一緒。
和菓子の細工や、行事、身近な色々なものに季節の移り変わりを感じる日本人は、素晴らしいなあと思います。